プロフィールにあるように、ぼくはローラースルーゴーゴーとヒッチハイクで中国からアフリカまで旅してきた。
約2年の放浪だったけど、あっという間に終わったという感じ。盗賊に遭ったりマラリアに罹ったりと濃ゆいトキを過ごしたからだと思う。
帰国してよく尋ねられたた。
「どうしてアフリカ?」
必ずこう答えていた。
「小さい頃から行ってみたかったから。」
昔、テレビで「野生の王国」や「素晴らしい世界旅行」という番組があった。
そこに出てくる映像をいつも食い入るように観ていて、いつかあそこに行ってみたい。そう思っていた。だから、行ってみた。それだけ。
だから、スゴイ!と言われても「はぁ」というしかない♪
次によく訊かれたのが、
「自分探しですか?」という質問。
自分は自分なんで、あははは…探せるもんか、ボケェ、カスゥ、アホンダラァ!
とは言わなかったが、それは違う。小さい頃からの夢を叶えるという目標のため、アフリカに行くという目的があった。
そして手段として、バイクに代わる乗り物として、自転車ではなくローラースルーゴーゴーを選んだだけ。
他の人にはどう映るか分からないけど、少なくとも現実逃避ではなかったな。
自由さを求めるのなら、誰だって出来る。ぼくも一度は就職しようかと思った。アフリカは定年退職してからでも…いいかな…?なんて。
でも先延ばしにしたら、ウソになる、絶対に!まず体力が落ちる。それから、気力。それとモチベーション。
ぼくが三浦雄一郎さんだったら話は別。エベレスト登ったり、スキーをしたり。でも、無理だな(笑)
したくても出来ない。もしくは諦めるというのなら、本当はしたいことではない。
それこそエゴがそう思わせているだけ。自分探しもそう。今を精一杯生きていないから、そう思う。
だからと言って、今すぐ会社を辞めろとか、家庭を捨てろとは言わない。
それこそ現実逃避。だからこそ、自分を客観視することが大事。
あれしたい、これしたいも全部忘れて。
ココロがぽわ~んと宙ぶらりんに浮いているみたいに感じると気付く。
一体自分は何をしたらいいのか。どう行動すればいいかが。
その状態(スコトーマが外れた)の時、やりたいことを書き出す。それからランク1からランク4までグループ分けする。それを壁に貼る。もしくは画像にして壁に貼る。年月日や金額などの数字を添えて。
自分探しなんて生温いこと言う暇があったら、アクションを起こす。
探さなくても、自分は見つからないから。
何処かには。