エチオピア紀行

今回はコラム。ずっと前に書いたもの。アフリカを旅をしてきたときの話です。

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夏になると、まとわりつく湿気も地黒も気にしなくてもいい、あの国を思い出す。あぁ、エチオピア。「フゥワァァ~」と、赤道直下なのに涼やかで、サラリとした風吹く良いところ。

敬虔なクリスチャンが多く、バスに乗っていても教会を通り過ぎる時は乗客みんな会釈する。誰もが礼儀正しいし、謙虚だし。いいねぇ、アベベのふるさとは。

いつものように街を散歩。僅かに残ったスーダンのお金を握り締め、本日の予定は銀行巡り。ドルやフランと違って通貨がレア過ぎて、どこも両替してくれない、チッ。

「さて、どうしよっかなぁ」いつの間にか、てくてく歩く人気のない通り。ふっと、風が通り抜けた。樹がざわめき、アスファルトに照る木漏れ日が揺れる。

「ハロー」

声を掛けてきた、ひょろりとした男。ほころびが目立つ身形だけど、丁寧な言葉遣い。事情を話すと、「スーダン大使館なら大丈夫」場所を知っていると言うから案内してもらうことにした。

足元を見られて、レートは最悪。マジか?1,000円が100円くらいになる感じ。紙くずになるよりはいいや、と全部両替。仕方ないね。するとほころび男が、

 「今から何か予定は?」

「特にないけど、少しなら大丈夫。」

「コーヒーセレモニーがあるんだけど」

と、遠慮がちに訊いてくる。そういえば、コーヒーの産地だって学校で習ったな。自称珈琲ツウだから何の疑いもなく、バスに揺られて街外れ。いいや、どうせ時間はたっぷりある。バスは走るどこまでも。デコボコ道をズットコドッコンガッシャン。もうどこだかさっぱり分からない。

キーッ、グワッシャン…ガチャ。オトコに促されるまま降りた。トタンの屋根、薄茶色の崩れかかった壁、煤けた看板。アムハラ語で書かれているからよく分からない。たとえばこんな感じ。

エチオピア
Rolling Rock »»»歩く男»»»より引用

店?家?に通されました。大丈夫か?不安になりつつ、中に入ると、「ハァ~イ」出てきたのは白装束みたいな民族衣装をまとったネェちゃん達。しかも超美人。「ゆっくりしてってぇ」コーヒーが出来るまでと、ソファに座らされた。

深々と腰を掛け、ラジカセの曲に乗せて踊る女達をボーッと眺める。こんな感じのネーチャン達です。

エチオピア女
踊る!旅する!ゆきうさぎより引用

ほぉ、これがセレモニーってヤツかぁ、悪くないね。その内、腕を引っ張り、一緒に踊ろうと言い出した。男を見ると、「お好きなように」と目配せする。

ダンスなんてしたことない。えぇぇぇっと照れながら踊るダンスに、ランバダ真っ青の過激な挑発。「もっと踊りましょう♪」胸や股間、お尻をグリグリ身体に押し付けてくる。しかも3人がかりで!

うわーっ!たまらーん!!!!

ほとばしる性欲が爆発しそうになったその時、幸か不幸かコーヒーの出来上がり。ふぅぅ、やばかったゼ…。

席につくと出されたエスプレッソカップのような小さいカップで出されたコーヒーをぐいっと飲み干した。酸味が強い。少しドロッとしてる。あーイカン。まだ頭がモンモンとする。

女達は何故かブランデーを飲んでいる、クイックイッとすごい勢いで。女のひとりが、

レミーマルタン、OK?

OK?って、勘定はどうなるんだ?高そうな空き瓶を目の前で振ってみせる女。とりあえず無視。男に目を遣ると、また目配せする。どういうことだよ、と問いただすと、

「あなたが支払うんです」

酒を飲みながら、しれーっと言いやがる。

まさか、はめられた? 

旅人の間で有名なコーヒーセレモニー詐欺。そうとも知らず引っかかってしまったボクは青二才。エチオピアって本当、いい国。あぁ、もう一度だまされたい。

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日本円にして5,000円くらいだったでしょうか?当時のエチオピアの物価からするとン万円になる額。後で知ったんですが、コーヒーセレモニーって、コーヒーを炒るところから始まって点ててくれる一連の作業で、客をもてなすときにするそうです♪

エチオピアに行かれる方は注意してくださいね(笑)

青龍@なで肩系スピリチュアリストでした。

それではっ!

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