いただくということ

日本は世界でも有数の清潔な国ということで、一度は日本を訪れた人はものすごく驚くそうです。

ゴミがない、ゴミ箱がない、タンを吐かない。

ぼくは世界中を巡りましたが、逆にどうしてここまで汚いのだろうとフシギに思ったものです。

でもこんなに清潔だといわれているのに、どうして病気が減らないんだろう。
むしろ増えている。

知人が保育園で給食を作る仕事をしていたけど、
アレルギーがある子とそうでない子の食器を別々に洗わないといけないからタイヘンだ、と。

抗菌、電子レンジ、予防接種など、
少しは調べればどれだけ人間の身体に脅威なのか分かるものだろうけど、
何を信じてどうすればいいのかそれぞれの判断に任せます。

お風呂にも毎日入る自他共に認めるキレイ好きな私たちニホンジンですが、
数年前に世間を見えない恐怖に陥れた事件がありました。

それは止むを得ない処置で終焉を迎えたのですが、
誰もがショックを受けたと思います。

命の大切さを痛感した出来事。

でも悲しいかな、人は忘却の天才です。
このブログを読むまではもう遠い記憶の彼方に追いやられていました。

いつものテーマとは違いますが紹介します。心に灯をともすおいどんさんのブログ「言葉のチカラで心に灯をともすブログ」あなたにも是非読んでもらいたいと思い転載しました。

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こんにちは

心に灯をともすおいどんです!

ブログタイトル一新して本日も参ります。

口蹄疫。

この言葉をご記憶でしょうか。

2010年、日本で起こった家畜伝染病です。

大パニックに陥った発症地宮崎県。

宮崎牛全頭殺処分という最悪の結末となったあの出来事です。

日本の酪農界が震撼したあの大事件にもかかわらず
この口蹄疫に感染した牛を人が食べても全く害がないことは
あまり知られていません。

それでは何故、酪農界は震え上がり
断腸の全頭殺処分まで踏み切ったのでしょうか。

それには深刻な理由がありました。

世界は口蹄疫ウィルスの汚染国と清浄国とに分けられています。

そして輸出入の取引相手は、清浄国は清浄国とだけ
汚染国は汚染国とだけ・・・と厳しく制限されています。

日本は清浄国です。

もしも宮崎で発症した口蹄疫をそのままにしておくとどうなるか。

日本は汚染国となり、世界中の汚染国からウィルスに汚染された
大量の価格の安い牛肉が輸入されてきます。

これは日本の酪農が壊滅することを意味します。

だからでした。

日本の酪農を守るためにはあの全頭殺処分という方法で
口蹄疫ウィルスを根絶し、汚染国となることを回避するしか
なかったのです。

殺処分…。

これが酪農家にとってどれだけのことか想像できるでしょうか。

牛との別れの朝、宮崎のある一人の酪農家はなんと飼い牛に花束を手向けました。

この様子がテレビで宮崎県下に放送されます。

記者が向けたマイクに

酪農家は涙をいっぱいためて体の奥底から絞り出すような声で
言いました。

 家族だから・・・。

記者も泣いています。

この場面が県下に放送された時、宮崎県民の多くが涙を流しました。

県民は知っています。

1,379戸もの酪農家の方々が自らの生活を捨てて

そしてこの牛たち実に28万8643頭が命を捧げて

日本の酪農を守ったということを。

宮崎が日本の酪農を救ったのです。

食肉にするための屠殺…。

日常的に行われている食肉産業です。

ある屠殺業者が語っていました。

牛たちは殺される時、涙を流すのだそうです。

知りませんでした・・・。

死にたくないのです。

殺されたくないのです。

飼い主と別れたくないのです。

この方が言います。

苦しまないよう瞬時に逝かせなければいけないんです。

牛は私たちのために死んでくれるんです。

苦痛なく逝かせることは牛たちへのせめてもの感謝と敬意なんです。

命を「いただく」…ということ。

数字を詰め込むよりも、難解な化学式を教えるよりも

この牛たちの話こそ、小学校の教科書に載せ

教えるべきではないでしょうか。

いただきます・・・の意味を。

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